3月5日から第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が始まりす。代表合宿や練習試合に大勢の観客や報道陣が集まり、国内での注目度は極めて高いようです。一方で、「アメリカの野球関係者やファンの間では、WBCが真の世界一を決める大会だとは認められていない。」という声も聞こえます。アメリカの大衆紙といわれるUSA TODAYが運営するウェブにWBCを扱う記事は少なく、またNY TIMESのウェブでは、「WBCに入れ込む日本の代表合宿が始まった」というタイトルのコラム(2月17日付)が掲載され、日米の温度差を指摘しました。本場アメリカが一種のお祭りと考えているものに、必死になって取り組む姿勢は恥ずかしいような気もしますが、大会の重みは当事者の価値観によって異なります。これは日本シリーズの後に行われるアジアシリーズを想像すると分かりやすいかもしれません。アジアシリーズは、日本一になったチームと韓国・台湾・中国の代表チームがアジアナンバー1の座をかけてプレーする大会ですが、日本中が熱狂して応援する大会にはなっていません。アジアシリーズでは、けがを押して日本シリーズを戦った選手は大事をとり、外国人選手には帰国しているケースもあります。この大会で、もし日本のチームが敗退したとしてもファンの落胆の度合いは小さいでしょう。例えば、韓国チームが優勝したとすればこう言うかもしれません。
「日本は、若手主体のメンバーだったからね。ベストメンバーで戦えば、負けることはないよ。そもそも、お祭りみたいな大会にそんなに熱くなる方がおかしいのさ」
韓国側は、それを、負け惜しみと言って、こちらが本気になるまで、挑発してくるでしょう。
「WBCでのイチローはなぜ熱いのか?」その疑問に対する答えも、そこにあるのではないでしょうか。ハリキってチームを引っぱり、ライバルチームを挑発し、本気でぶつかりあって、世界一を奪う。「熱いのはアジア地区だけ」では、WBCが育ちません。
2009年2月27日金曜日
2009年2月24日火曜日
WBC代表メンバーと文字メディア
WBCに出場する最終メンバーが固まり、合宿に参加していた33人から28人に絞られました。原監督は、「削る作業ではなく、28人をピックアップする作業」と表現しました。ストレートに応援したくなる原監督の人のよさが出ているようでもあり、毒を吐かない面白みのなさのようにも感じました。
落選した選手のコメントを新聞で読むと、「代表から離れても、気持はメンバーと同じ。連覇を勝ち取ってかえってきてほしい」(和田選手)、「やれることはすべてやった。納得している」(松中)などと書いてあります。TVでは、アキレス腱に痛みを抱えていた松中選手が、怪我の状態が選考に影響したと思うかと質問され、「それは、まったくない。怪我が理由だとしたら、非常にショックだ」と語気を強め、悔しさのにじんだ様子が映っていました。
「やれることはすべてやった。納得している」
「怪我が理由だとしたら、非常にショックだ」
どちらも松中選手の言葉ですが、新聞記事として紹介するとき、上なら解説不要ですが、下の場合は背景を説明する必要が生じます。紙面が限られるため上の言葉を使わざるを得ないのでしょう。
活字メディアと映像メディアでは受け止め方に差がでます。どちらか一つを選びなさいと言われたら映像メディアを選ぶかもしれません。しかし、活字や文字による情報伝達の手段が消えることはありませんし、文字だから伝えられることもあります。テレビカメラが回っているときの発言は、基本的にその言葉が公表されることを前提に、話者は心を構えています。一方、記者やライターと話し手のやりとりでは、話したことすべてが、活字になるわけではありません。そのとき、建前ではないその人の本質が表れることがあります。もちろん本人が公表したくない言葉は通常記事にはなりませんし、記者やライター相手に話す言葉には常に注意を払って発言する人もいます。
それでも、活字や文字だからこそ伝えられるものを探していきたいと思います。
落選した選手のコメントを新聞で読むと、「代表から離れても、気持はメンバーと同じ。連覇を勝ち取ってかえってきてほしい」(和田選手)、「やれることはすべてやった。納得している」(松中)などと書いてあります。TVでは、アキレス腱に痛みを抱えていた松中選手が、怪我の状態が選考に影響したと思うかと質問され、「それは、まったくない。怪我が理由だとしたら、非常にショックだ」と語気を強め、悔しさのにじんだ様子が映っていました。
「やれることはすべてやった。納得している」
「怪我が理由だとしたら、非常にショックだ」
どちらも松中選手の言葉ですが、新聞記事として紹介するとき、上なら解説不要ですが、下の場合は背景を説明する必要が生じます。紙面が限られるため上の言葉を使わざるを得ないのでしょう。
活字メディアと映像メディアでは受け止め方に差がでます。どちらか一つを選びなさいと言われたら映像メディアを選ぶかもしれません。しかし、活字や文字による情報伝達の手段が消えることはありませんし、文字だから伝えられることもあります。テレビカメラが回っているときの発言は、基本的にその言葉が公表されることを前提に、話者は心を構えています。一方、記者やライターと話し手のやりとりでは、話したことすべてが、活字になるわけではありません。そのとき、建前ではないその人の本質が表れることがあります。もちろん本人が公表したくない言葉は通常記事にはなりませんし、記者やライター相手に話す言葉には常に注意を払って発言する人もいます。
それでも、活字や文字だからこそ伝えられるものを探していきたいと思います。
2009年2月23日月曜日
読者の声
長い間、日経新聞をとっていたのですが、現在は、朝日新聞です。図書館で日経や読売を読むこともありますが、日経新聞には読者の投書欄がないことに気づきました。
15年以上とっていたのに、そのことが気にならなかったということは、やはり日経新聞には必要なかったということですね。
朝日新聞の「声」、読売新聞の「気流」は読者の投書欄です。昔から実家は読売新聞だったので、ときどき投書欄も読んでいましたが、読売の投書欄と朝日の投書欄では質が違うようです。読売の投書には、「ほのぼの」とした内容が多く、朝日の投書は「怒り」や「批判」が多いような気がします。
いわゆる「保守層」と「革新層」で読者が分かれている傾向があるのでしょう。
いつも朝日新聞だと考え方の傾向にも影響がありそうなので、来月からは読売新聞に変えてみました。
ジャイアンツの記事が多すぎることには目をつぶります。
15年以上とっていたのに、そのことが気にならなかったということは、やはり日経新聞には必要なかったということですね。
朝日新聞の「声」、読売新聞の「気流」は読者の投書欄です。昔から実家は読売新聞だったので、ときどき投書欄も読んでいましたが、読売の投書欄と朝日の投書欄では質が違うようです。読売の投書には、「ほのぼの」とした内容が多く、朝日の投書は「怒り」や「批判」が多いような気がします。
いわゆる「保守層」と「革新層」で読者が分かれている傾向があるのでしょう。
いつも朝日新聞だと考え方の傾向にも影響がありそうなので、来月からは読売新聞に変えてみました。
ジャイアンツの記事が多すぎることには目をつぶります。
2009年2月20日金曜日
かんぽの宿から合宿寮へ?
今から7~8年前のことですが、那覇市にある「かんぽの宿」に泊まったことがあります。仕事の関係上便利な場所にあり、値段も安かったので大いにたすかりました。しかし観光に最適な立地というわけではないので、民間の施設として単独で経営を黒字化するのは大変だったかもしれません。
その宿のことではないかもしれませんが、旧郵政公社が一括売却した物件のうち、買い手が1000円と評価していた土地と施設を、高校野球の強豪校・沖縄尚学を運営する学校法人が4900万円で購入したと報道されています。
繁華街や観光地から離れていて、交通の便が悪いところは、不動産としての価値は通常低いものです。ところが、野球やサッカーなどで全国大会を目指す高校にとって、スポーツに没頭するしかない環境は、最適な環境だそうです。沖縄尚学にとっては適切な価格での購入だったのでしょう。
一般企業が、4900万円で売れる施設を1000円で売却してしまったら、経営者は株主代表訴訟で訴えられてしまいます。日本郵政の株主は現在のところ日本国。総務大臣が株主を代表して、オリックスとの一括売却契約に待ったをかけるのも当然です。
その宿のことではないかもしれませんが、旧郵政公社が一括売却した物件のうち、買い手が1000円と評価していた土地と施設を、高校野球の強豪校・沖縄尚学を運営する学校法人が4900万円で購入したと報道されています。
繁華街や観光地から離れていて、交通の便が悪いところは、不動産としての価値は通常低いものです。ところが、野球やサッカーなどで全国大会を目指す高校にとって、スポーツに没頭するしかない環境は、最適な環境だそうです。沖縄尚学にとっては適切な価格での購入だったのでしょう。
一般企業が、4900万円で売れる施設を1000円で売却してしまったら、経営者は株主代表訴訟で訴えられてしまいます。日本郵政の株主は現在のところ日本国。総務大臣が株主を代表して、オリックスとの一括売却契約に待ったをかけるのも当然です。
2009年2月19日木曜日
最後の自己啓発
「夢をかなえるゾウ」という本を読みました。100万部を軽く超えるベストセラーです。
関西弁をしゃべるインドの神様「ガネーシャ」が、ごく普通の主人公「僕」に教えを説き、それを実践する主人公が成功していく物語です。
「ガネーシャ」と「僕」の掛け合いが軽妙で斬新なスタイルの自己啓発本ですが、内容はありきたりで、ちっとも目新しいことはありません。
なんちゃって・・・。偉そうに書きましたが、楽しく読んで、結構「やる気」になりました。
本の最後に、偉人伝や成功を収めるためのノウハウ本が参考文献としてたくさん挙げられています。本文の中にも、“自分の教えに新しいことはなく、あなたが既に持っている本に書かれているのと同じことを言っているだけだ”という趣旨のガネーシャの発言があります。
読んで、忘れて、また読んで。今度こそ実践あるのみです。
ある編集者が言っていました。「人間は飽きっぽくて忘れやすい。ダイエット本は永遠なり」
自己啓発もある意味永遠ですが、いつも新鮮では困ります。
関西弁をしゃべるインドの神様「ガネーシャ」が、ごく普通の主人公「僕」に教えを説き、それを実践する主人公が成功していく物語です。
「ガネーシャ」と「僕」の掛け合いが軽妙で斬新なスタイルの自己啓発本ですが、内容はありきたりで、ちっとも目新しいことはありません。
なんちゃって・・・。偉そうに書きましたが、楽しく読んで、結構「やる気」になりました。
本の最後に、偉人伝や成功を収めるためのノウハウ本が参考文献としてたくさん挙げられています。本文の中にも、“自分の教えに新しいことはなく、あなたが既に持っている本に書かれているのと同じことを言っているだけだ”という趣旨のガネーシャの発言があります。
読んで、忘れて、また読んで。今度こそ実践あるのみです。
ある編集者が言っていました。「人間は飽きっぽくて忘れやすい。ダイエット本は永遠なり」
自己啓発もある意味永遠ですが、いつも新鮮では困ります。
2009年2月18日水曜日
酒
「思案して飲んでも酒にまた飲まれ」昔からある川柳だそうです。酔った上での失敗が数々あるのですが、思い出すたびに最悪の自己嫌悪に陥ります。
「もうろう会見」が原因となって中川財務・金融相が辞任しました。
「風邪薬を多めに飲んだ日に、ほんの少し口に含んだワインがあんな効いてしまうなんて」という後悔なら、自己嫌悪の度合は低くてすむかもしれません。
しかし、「実写版 バカぼんパパの記者会見」のようなあの映像が流れるたびに、自分史上最悪の自己嫌悪にさいなまれるであろう中川氏が気の毒にさえなります。
健康を維持するためのアルコール摂取量目安といのうが、ときどき新聞や雑誌に掲載されます。日本酒の場合、2合以上を毎日飲むと発がんリスクが高まるとか、毎日1合程度で週1回の休みを設けるなら、たまには3合くらい飲んでも問題ない、など諸説あるようです。
概略ですが日本酒の1合は、ビールならロング缶1本、焼酎なら0.5合に相当します。このときのアルコール量を1単位として、「1か月30単位を上限にせよ」という記事がありました。1日5単位くらい摂取してしまうことがよくあるぼくにとっては、「ありえない」数字でしたが、あるとき「1か月40単位上限制」を自分に課しました。以来その制限を厳守しています、とは言えないのですが、全く飲まない日が爆発的に増えました。結果的にゆっくり休める日の前夜以外はほとんど飲まなくなりました。おかげで、平日午前の稼働効率UPです。
月の下旬に飲み会の約束が入ると40単位オーバーが明らかとなり、翌月の単位を前借りしたくなります。このままでは、人生最後の3年間は一滴も酒が飲めないということにもなりかねません。未来のぼくにつけを回したくないので、なんとか早く借金返済しなくては。赤字国債の乱発は、未来の日本人に借金のつけを回しているのと同じなのです!!! ?
そういえば、中川財務相は積極的な財政出動派でした。飲んだ勢いで「公共投資いっちゃう?」なんてことはありえないですね。
「もうろう会見」が原因となって中川財務・金融相が辞任しました。
「風邪薬を多めに飲んだ日に、ほんの少し口に含んだワインがあんな効いてしまうなんて」という後悔なら、自己嫌悪の度合は低くてすむかもしれません。
しかし、「実写版 バカぼんパパの記者会見」のようなあの映像が流れるたびに、自分史上最悪の自己嫌悪にさいなまれるであろう中川氏が気の毒にさえなります。
健康を維持するためのアルコール摂取量目安といのうが、ときどき新聞や雑誌に掲載されます。日本酒の場合、2合以上を毎日飲むと発がんリスクが高まるとか、毎日1合程度で週1回の休みを設けるなら、たまには3合くらい飲んでも問題ない、など諸説あるようです。
概略ですが日本酒の1合は、ビールならロング缶1本、焼酎なら0.5合に相当します。このときのアルコール量を1単位として、「1か月30単位を上限にせよ」という記事がありました。1日5単位くらい摂取してしまうことがよくあるぼくにとっては、「ありえない」数字でしたが、あるとき「1か月40単位上限制」を自分に課しました。以来その制限を厳守しています、とは言えないのですが、全く飲まない日が爆発的に増えました。結果的にゆっくり休める日の前夜以外はほとんど飲まなくなりました。おかげで、平日午前の稼働効率UPです。
月の下旬に飲み会の約束が入ると40単位オーバーが明らかとなり、翌月の単位を前借りしたくなります。このままでは、人生最後の3年間は一滴も酒が飲めないということにもなりかねません。未来のぼくにつけを回したくないので、なんとか早く借金返済しなくては。赤字国債の乱発は、未来の日本人に借金のつけを回しているのと同じなのです!!! ?
そういえば、中川財務相は積極的な財政出動派でした。飲んだ勢いで「公共投資いっちゃう?」なんてことはありえないですね。
2009年2月16日月曜日
青梅マラソンと応援の熱狂指数
コニカミノルタの黒崎拓克選手が、青梅マラソンで優勝しました。30kmを1時間32分50秒の好記録で快走しました。1kmを3分6秒で走るペースなので、同じスピードでフルマラソンを走れば、2時間10分35秒という計算になります。30kmからが本当の勝負といわれるフルマラソンですが、起伏の激しい難コースの青梅で、8月の世界陸上(ベルリン)代表に内定している入船選手(カネボウ)を抑えての優勝はみごとです。23歳の彼が実力アップすれば、初マラソンで2時間10分を切ることも不可能ではありません。ロンドン五輪へ向けて、期待の新星誕生です。
と、持ち上げるのは黒崎選手がぼくと同じ高校(栃木県立大田原高校)の出身だからです。2008年の正月、箱根駅伝を初めて沿道で応援したのですが、東洋大学の4年生として2区を走る黒崎選手は、さっ爽とした走りを見せてくれました。
個人としてはなんの関係もないのに「同じ高校」というだけで応援したくなるのは不思議なものですが、オリンピックで日本の選手やチームを応援するのと同じ気持ちでしょう。
同じ国、同じ県、同じ学校、同じクラス と同質性の輪が小さくなるほど、応援の熱狂指数が上がって行くような気がします。自分の子供がオリンピックに出るなんてことになれば、たとえリオデジャネイロで開催されることになっても、応援に行くでしょう。
“人はなぜ人を応援するんだろう?”というコピーのCMがありました。究極の同質性=自分自身のクローンだったりして、と考えたらなんだかいやになってしまいます。
応援しているつもりだけど、かわいいのは結局、自分?
そんなわたしで、ごめんね、ごめんね~ 。(U字工事も同窓でした)
と、持ち上げるのは黒崎選手がぼくと同じ高校(栃木県立大田原高校)の出身だからです。2008年の正月、箱根駅伝を初めて沿道で応援したのですが、東洋大学の4年生として2区を走る黒崎選手は、さっ爽とした走りを見せてくれました。
個人としてはなんの関係もないのに「同じ高校」というだけで応援したくなるのは不思議なものですが、オリンピックで日本の選手やチームを応援するのと同じ気持ちでしょう。
同じ国、同じ県、同じ学校、同じクラス と同質性の輪が小さくなるほど、応援の熱狂指数が上がって行くような気がします。自分の子供がオリンピックに出るなんてことになれば、たとえリオデジャネイロで開催されることになっても、応援に行くでしょう。
“人はなぜ人を応援するんだろう?”というコピーのCMがありました。究極の同質性=自分自身のクローンだったりして、と考えたらなんだかいやになってしまいます。
応援しているつもりだけど、かわいいのは結局、自分?
そんなわたしで、ごめんね、ごめんね~ 。(U字工事も同窓でした)
登録:
投稿 (Atom)