2008年10月24日金曜日

速読法

レポートを作成するには、下調べの資料が必要です。準備のない仕事は、いい仕事になりません。サラリーマンの中には、レポートを作成するために一日中インターネットや本と格闘している人がいます。立派なレポートに仕上げて上司に報告すると、「パソコンばかり見てないで、現場に行け」と一喝されます。翌日は作戦変更です。“論より証拠”、“巧遅は拙速に如かず”とばかり、現場で見たことをそのままレポートにまとめて提出しました。
「これじゃあ、背景がわからない。せっかく昨日作った立派な資料があるのだから、それを使いなさい」

何ごともバランスが重要です。

図書館には沢山の本があります。ネット注文すれば、すぐに本が届きます。パソコンはあらゆる情報につながっていきます。すこしでも多くの情報をインプットしておきたいのは山々ですが、それではいくら時間があっても足りません。

「5分で一冊の本が読める」という本を5時間かけて読みました。積ん読になっていた「本能寺」を手に取ると、5分で読めました。織田信長が明智光秀に殺されるまでの様が、ドラマチックに描かれているようです。速読法は、すべての内容を正確に理解するためのものではありません。読む人に必要な情報がインプットされればいいのです。同じ方法で「新約聖書」を読めば、キリストの奇跡について書かれた本だということが分かるはずです。「百科事典」を速読したらどうでしょう?・・・速読マエストロへの道は遠いかもしれません・・・。

一字一句を正確に読むのはムダという話をよく聞きます。1年に数百冊も読める読書家は、なんらかの速読ができているのでしょう。イメージが脳にちく積され必要なときに取り出せれば、バランスのよいレポートが完成するのかもしれません。

さて、読書ばかりではなく、書く作業を始めましょう。

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