2008年10月28日火曜日

原ジャパンが決まって

イチロー選手の発言が、WBC監督人事の流れを変えたと言われています。
「WBCは北京オリンピックのリベンジの場ではない」
ディフェンディングチャンピオンとしては、当然の発言ですね。北京オリンピックに出場していない選手にとって、WBCはリベンジの場にはなりえません。自分の発言が星野氏のWBC監督就任に大きな影響を与えることを、イチロー選手は当然予想したと思います。しかし、星野氏の指導力について言及したわけではありません。
一方、星野氏にとって、WBCでの優勝は北京の雪辱に値します。「メジャーリーガーも含めた最強メンバーで戦えば、日本がこんなに強いことを証明できた」といえるでしょう。星野氏が雪辱に燃える気持ちもよく分かります。ただ、星野氏には「リベンジのチャンスを与えてくれ!」または「敗軍の将は兵を語らず。何があってもWBCの監督には就任しない」と最初に言ってほしかった。今回の固辞の仕方は、「県民が国政で汗をかけというなら、衆議院選挙に出てもいい」と発言した知事のように見えてしまいす。
オリンピックで敗れた多くの選手は「オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない」と言います。4年後のロンドンオリンピックという雪辱の場がないのが、星野氏にとって一番つらいのかもしれません。

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