2008年11月27日木曜日

言っていい「人」と悪い「人」がいる

“「常識欠けた医者が多い」は患者の常識”週刊新潮(12月4日号)の見出しにこうあります。麻生首相発言を受けてのテーマですね。首相の発言としては極めて不適切な言葉も、週刊誌の見出しとしては問題のないところにマスコミの妙があります。非常識な医者=不適切な医療行為を行う医者ではないかもしれませんが、一般的な感覚としては医師には常識人であってもらいたいところです。
どんな業界でも、良識のある人もいれば、非常識な人もいるものです。絶対数で何人の非常識な医師を知っていても、医師に非常識な人が多いか少ないかを断定することはできません。誰が見ても「常識のない人」もたまにいますが、「あいつには常識がない」と言う場合、主観的な判断によるケースが多々あります。
「あなたは非常識な人ですか?」とアンケート調査されて、「ハイ」と答える人は少ないと思うので「調査の結果、医者と政治家では〇〇の方が、非常識な人の割合が多いと判明しました」などという報道はありません。
奥田英朗氏の小説に登場する伊良部先生のような突飛な医者が本当にいたら、ちょっと怖いですね。

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