2009年7月13日月曜日

社員は社長を変えられない

都議選では民主党が圧勝しました。NHKの開票速報では、都連の会長でもある石原伸晃幹事長代理が苦しそうにアナウンサーからの質問に答えていました。
会話の内容はこんな感じです。
アナ:麻生総理のもとで衆院選を戦うべきだとお考えですか?
石: 現在審議中の重要法案を可決することも必要でありましたて・・・
アナ:石原さんご自身の考えでは、麻生総理のもとで衆院選を戦うべきだとお考えですか?
石:解散の時期につきましては、総理ご自身が判断することで・・・

「全然答えになっとらん」と思わずツッコミを入れてしまいましたが、考えてみるとなかなか答えにくい質問です。
飲み屋のサラリーマンなら
「今の社長、全然だめだね。このままじゃホントうちの会社ヤバいよ」
なんて言うこともできますが、これが全国に放送されていると思えば、簡単には言えません。
しかし、政治家は言葉で自分の考えを明らかにすることも仕事のうちですから、石原さんにはもう少し分かりやすい回答をしてもらいたいところでした。

同じような質問をされた民主党の岡田幹事長は「麻生総理の手で解散し、国民の審判を受けるべきだ」と回答しています。
フラフラしているピッチャーに続投してもらえれば試合に勝つ可能性が高いわけですから、民主党としては当然そうなのでしょう。

味方からは「自発的に降板してくれ」と言われ、敵チームには続投を望まれるエースというのもツライものです。
さて、どうするのでしょう?

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