2009年3月11日水曜日

WBCの主催者

WBC1次ラウンドを、日本は2位通過しました。ダブル・エリミネーションという変則トーナメント方式ですが、他の競技でも、この方式を採用することがあるようです。1回負けたら終わりの通常トーナメントの方が分かりやすいのですが、はるばる南アフリカからメキシコまでやってきて1試合で終わりというのもさびしい気がします。予選は、サッカーのようなリーグ戦も考えられますが、野球には得失点差や失点率という考え方がなじまないので、ダブル・エリミネーション方式がいいのかもしれません。コールド勝ちしたときの得失点差が考慮されるなら、韓国に対しても、だだいぶ貯金があったはずですね。

ところで、2次ラウンドには日本、韓国のほかに、キューバ・メキシコ・オーストラリアのうちの2チームが同じプールに入ります。(南アはすでに敗退)キューバが残った場合、前回WBCチャンピオンの日本・北京五輪金メダルの韓国・両大会で準優勝のキューバのうち1チームが姿を消します。1次ラウンドで同じ組のチームは最大で5回対戦する可能性があり、C組・D組のチームとは準決勝まで当たらないシステムというのは、トーナメントを作った人の恣意が入りすぎています。

こんな大会はおかしい!と言いたいところですが、MLBが主催する大会であることを承知で参加しているのがつらいところです。アジア地区の1次ラウンドだけは読売新聞社も共催しているため、韓国や台湾のチームはアウェイでの戦いを余儀なくされています。
そういえば、ドラゴンズの選手が全員代表入りを辞退して物議をかもしたとき、中日のオーナーは、「あれは読売さんの大会ですから」とコメントしていました。
中立機関の主催でない大会への出場を支持する限り、運営については文句を言えません。WBCを公正な大会にするには、優勝して発言権を強くし、主張するしかないようです。

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