2008年12月3日水曜日

女性プロ野球選手

関西独立リーグで、日本初の女性プロ野球選手が誕生します。同リーグのドラフト会議後、神戸9クルーズの中田監督は、「ナックルは本当に大きく揺れる。話題性もあるが、戦力として面白いから指名した」とコメントしました。しかし3日の朝日新聞社会面によると、安全面に対する不安として同監督は「実はピッチャーライナーが心配だ」ともコメントしています。

“日本高校野球連盟が、女子選手の公式戦出場を認めていないのも、危険性を指摘する指導者が多いため”と同じ紙面にあります。

朝日新聞の論調は「基礎体力や安全面に不安もあるが、夢の第一歩を踏み出した」というものです。

しかし、ピッチャーライナーで安全面に心配がある選手なら、本来ドラフトで指名すべきではありません。
僕自身は「女性がプロ野球をやってはいけない」とか、「やりたいなら、女性だけのリーグを作ってやるべきだ」という意見ではありません。実力が伴っていれば、最高峰のリーグが女性・男性にかかわらずプレーする機会を与えるべきだと思います。

サッカー・なでしこジャパンの最高レベルの選手がJリーグでプレーしたら、どの程度通用するのか?
彼女の活躍を見てみたい気もします。

では、陸上競技の記録面だけを調べてみると・・・

女子100m 歴代日本記録 11秒36。
男子100m 今期(6月まで) 高校生の50位 10秒87

女子5000m 歴代日本記録 14分53秒22
男子5000m 今期(6月まで) 高校生の50位 14分38秒30

女子400mハードル 歴代日本記録 55秒46
男子400mハードル 今期(6月まで) 高校生の50位 54秒64

男子の記録は、今年の1月~6月までの高校生50傑の記録と比較しました。(手元にあった「陸上競技マガジン 7月号」にて確認。)
ちなみに、上記のどの種目でも日本人高校生トップの記録が、同じ時期の日本人男子(社会人・大学生 等)30傑にランクインできていません。

女性アスリートが、男性のトッププロと互角に戦うには、歴代日本人女性の中でもずば抜けた力量や技量が必要のようです。

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