2008年12月18日木曜日

ボクシングの日本代表

あるパーティーで、北京オリンピック ボクシング日本代表の清水選手と食事をする機会がありました。彼は自己紹介で、開口一番「北京では、メダル狙ってました」と言い切りました。
自意識過剰な若者の強がりでもなく、自己顕示欲が強いものの負け惜しみでもなく、さらりとさわやかに語った言葉に、清水選手の自信と自負が表れていました。
清水選手は、駒沢大学の学生で北京五輪ではフェザー級(57kg)の試合に出場しました。この階級には世界中から28人の選手がエントリーしています。2回戦から登場した清水選手は、初戦に勝てばベスト8進出です。昨年の世界選手権で3位となったトルコのキリク選手と対戦。惜しくも、9-12の判定で破れてしまいました。
試合の模様をユーチューブの動画で確認しましたが、客観的に見てこの判定は明らかな誤審です、
とぼくが断定することはできません。主観的には清水選手有利のように見えますが、アマチュアボクシングの採点基準も知らずに勝手なことをいうのは控えます。
最終的にトルコのキリク選手は銅メダルを獲得しました。清水選手には悔しさも残っていますが、世界と十分に戦えるという確かな手応えも得ました。
現在大学4年生の清水選手は、悩んだ末にロンドンを目指すことを決意したそうです。アマチュアボクシングを続けながら社会人として生活するのは大変でしょうが、自分で決めた道を突き進み、納得できる結果を残してほしいと思います。

パーティーの席で、自分のことを語る清水選手には堂々とした落ち着きがありました。他の人の話を謙虚に聞く耳も持ち、その時の様子を自身のブログで「かなり勉強になった」と書いています。
トップアスリートに必要な自信と向学心をもった清水選手のこれからに期待し、応援していきます。

清水選手のブログはこちら。
http://boxing.sportsbuaka.com/?p=169

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