2008年12月13日土曜日

攻めるような防御の気持ち

「最後まで攻めの気持ちで戦います」スポーツ選手のコメントに多い重要な心構えですが、実践が難しいことも確かです。Jリーグでは、磐田VS仙田の入れ替え戦がありました。2対0とリードされてロスタイムに入った仙台は必死のプレーで1点を返し、なおも怒涛の攻撃を続けます。あと1点でJ1昇格、入れられなければ磐田にJ1残留を許してしまいます。残りわずかな時間ながら、仙台の激しい攻撃が止まりません。結局2-1で仙台が破れましたが、ロスタイムのような勢いで試合の序盤から攻めていれば負けることはなかったようにも感じます。しかし、ロスタイムに入ってからの運動量では1試合は持たないでしょうし、守備面のほころびからもっと失点していたかもしれません。
柔道では嘉納杯東京国際大会が開催されていましたが、こちらも、終盤にリードを許している選手は必死に攻め、ポイントで優っている選手が守勢に回っていました。
攻め続けることだけが何かを得る唯一の方法となったものの戦いぶりは観ている人を興奮させます。
最後まで攻め続ければ必ず勝てるわけではなく、守り切る戦術も必要です。早く時間が経って欲しいと逃げる気持ちではなく、城を襲ってくる敵を蹴散らすような気持ちも「最後まで攻める気持ち」のひとつです。
やはり、攻める気持ちの強いことが勝利を手にする条件なのでしょう。

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