2009年2月11日水曜日

フェルプスのことは忘れろ!

今年の5月から裁判員制度が始まります。裁判員制度の対象となる事件は、殺人罪や強盗致死傷罪などの重大事件なので、若者が大麻吸ったからといって、その事件を一般の人が審判することはありません。

大相撲の若麒麟は大麻共同所持の疑いで逮捕され、その後、相撲協会から解雇さました。退職金が出ない「除名」ではなく、退職金をもらえる「解雇」処分であったことが甘いとして相撲教会は非難されています。不祥事続出の相撲協会に向けられる目は当然厳しくなります。
海外では、北京五輪8冠のマイケル・フェルプス選手が大麻を吸引している姿が報道されました。フェルプスは「自分の過ちは理解している」とコメントし、米国の水泳連盟は3か月間の出場停止処分を決めました。朝日新聞の記事には「大麻吸引疑惑が報じられたが、明確なドーピング違反を犯したわけではない。国民的ヒーローに自らの役割を自覚させるための異例の措置となった」とありました。文脈から考えて、「異例の“甘い処分”になった」という意味ではないようです。
再び国内に戻ると東芝・ラグビー部のロアマヌ選手に大麻疑惑が生じています。検査の結果でクロが確定すると、東芝は日本選手権の出場を辞退する意向を表明しています。この場合、選手個人に対する処分は「3か月間の出場停止」ではすまないでしょう。
では、日本の国民的ヒーローが大麻事件を起こしたら、その競技から永久に追放されるでしょうか?
同じ罪でも、犯した人によって罰(社会的制裁)の大きさが違ってしまうような気がします。

もしも、各界の国民的ヒーローが大麻事件で裁かれたら???
大相撲界 : 永久追放
その他のスポーツ界 :
・最初に裁かれるのがスパースターなら:ほとぼりがさめるまで出場停止
・最初に裁かれるのが無名選手なら:無期限出場停止または永久追放
政界(にヒーローがいるとして) : 永久追放
パンクロック界 : すぐにでも出演可能

ぼくが裁判員だったら、気分しだいな判決を出してしまうかもしれませんが、コンプライアンスな世の中はそれほどあまくありません。
フェルプスのことは忘れて、大麻を吸ったら永久追放されると思いましょう。

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