2009年4月17日金曜日

27番に気をつけろ!

イチロー選手が日米通算で3085本のヒットを放ち、張本氏の記録に並びました。ものすごい記録です。しかし、イチロー選手には申し訳ないのですが、彼のスゴサになれてしまい、日本人が持つ記録を更新しても当り前のように感じてしまいます。
「ルーチンワーク」とは、「きまりきった作業」や「日々繰り返される当たり前の作業」と訳されますが、イチロー選手が、念入りな準備をルーチン化して試合の結果に結びつけていることは有名です。イチロー選手にとっては、準備もゲームも同じルーチンであり、どちらの重要性も同じであることを理解して、行動しているのだろうと思います。
さて、昨日のイチロー選手は42番を背中につけていました。メジャーリーグ最初の黒人プレーヤー・ジャッキー=ロビンソン選手がデビューした日を記念して、昨日はメジャーリーガー全員が42番をつけて試合に臨んだそうです。
野球でもサッカーでも、プロの最高レベルでは、機能としての背番号にあまり意味がないのかもしれません。オリックスのローズ選手がバッターボックスに立てば、ピッチャーはホームランを警戒し、ジェフの巻選手がゴール前に迫れば、ディフェンダーはヘディングに注意します。
一方サッカーの試合でお互いが対戦相手を知らない場合、背番号がないとちょっと困ることになります。
「7番のドリブル突破に注意しろ」や「10番はロングシュートを打ってくるから、中盤でもフリーでボールを持たせるな」などゲームの途中で、プレーヤーが共通認識を持つためには背番号が必要です。野球の場合、6番バッターとか3塁手など背番号がなくても認識できるので、全員が42番をつけても成り立つスポーツかもしれません。

ぼくは、フライングディスク(フリスビー)を使ったチーム・スポーツをやっていて、背番号は27番をつけています。ある日の試合で、ぼくのマークについたディフェンスの選手が、彼のチームメイトに言いました。
「おれ、27番につきたくねーよ」
どうやら警戒されてしまったようです。

彼は続けて言いました。
「あいつ、酒くせー」

二日酔いで試合に出てはいけません。

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