2009年4月23日木曜日

イチロー と 琢朗

もしも・・・
メジャーリーグ新記録の9年連続200本安打達成にあと1本とせまったイチロー選手が、10試合連続無安打のスランプに陥った状態で、マリナーズがワールドシリーズ進出をかけた最終戦に臨むということになったら・・・

日本のファンは、イチローを出せというでしょう。マリナーズのファンは、別な選手を使えというかもしれません。
日本人がMLBの記録保持者になるのはいやだから、イチローを出すなというアメリカ人は少ないような気がします。
一方、同じような状況でNPBの記録を韓国選手が塗り替えつつあったら、その選手を使うなという声が大きくなりそうです。

仮定の話を感覚的に論じても意味がありませんが、ひさしぶりにプロ野球のナイトゲームを観戦して思いました。
横浜ベイスターズで20年間活躍した石井琢朗選手は、今年から広島カープに在籍しています。今シーズン、カープが横浜スタジアムでゲームするのは昨日が初めてでした。
3-3の同点、ツーアウト・2、3塁の横浜のピンチの場面で、「代打 石井琢朗」が告げられました。個人的には「琢朗ファン度」>「横浜ファン度」なので、ぼくの中ではこの場面、石井選手の応援です。広島ファンが石井選手の応援テーマを演奏すると、ベイスターズファンまでが「かっとばせー タクロー!」と大声援を送っているのに驚きました。もちろん、「冗談じゃねーよ」と怒っているファンもいるのですが、タクローへの声援が圧倒的であることに、なぜか嬉しくなってしまいます。結果的に、その場面で石井選手は凡退しましたが、ゲームは横浜が破れました。
「チームにつく」か「人につく」かで、ゲームの楽しみ方がまったく違うのだなあと感じながら帰途についたのですが、メジャーリーグの情報を気にするとき、まったく「チームについていない」ということを再認識しました。

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