2009年4月29日水曜日

世界卓球2009横浜

青森山田中の3年生・丹羽孝希(ニワ コウキ)選手が、横浜で行われている世界卓球選手権の本戦出場を決めました。世界ランク426位の丹羽選手が、予選で4連勝して32人の本戦出場枠に残ったことは快挙といえます。予選免除の選手が96人いるので、明日から128名の選手がトップを目指して試合に臨みます。

北海道・苫小牧市出身の丹羽選手は、名門と言われる青森山田中で指導を受け、めきめきと力をつけたそうです。才能を認められた選手が、優秀な指導者の下でトレーニングを積み、努力が結果につながっているのでしょう。
小学生の段階で素質を買われた野球選手が出身地以外の都道府県に進むと、「野球留学の低年齢化」と批判されるケースがあります。2007年に「特待生問題」に取り組んだ日本高校野球連盟も、「特待生は、1学年5人まで」などとするガイドラインを発表し、全面的には特待生制度を支持していません。これは、甲子園大会の盛り上がりが「郷土愛」によって成り立っているからでしょう。青森県の代表が全員関西弁をしゃべっていたのでは、「郷土愛」は冷めてしまいます。
一方、オリンピックや世界選手権などで活躍した選手やチームだけが注目される競技では、選手が中学や高校時代に有名な指導者を求めてどこへ行っても批判されることはありません。テニスの錦織圭選手は、14歳で渡米しています。この場合の「郷土愛」は、日本という郷土があればいいのであって、出身の都道府県がどこかということは、ほとんど気になりません。
日本中が注目するハイスクール世界野球選手権のような大会があったなら、エリート育成のための野球留学がもっと盛んに行われるかもしれません。

世界卓球の観戦予習をしていたのですが、いつもと同じような発想のブログになってしまいました。

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