2009年6月4日木曜日

新型インフルは怖くない?

怖いのか、怖くないのか?
専門家ではないのでわかりません。今回の感染の広がりに対する危機管理については、専門家でも対応が困難なのだそうです。
朝日新聞の記事によると、6月に入ってからも都内や千葉県・神奈川県で感染が確認され、感染者の累計は400人を超えたとあります。感染が確認された人数は増え続けていますが、累計の感染者の中には既に回復している人もいるでしょうから、感染の勢いは衰え、終息に向かっているのかもしれません。

感染が広がりを見せパニック寸前のような報道がされていたとき、過剰に危機をあおらず大人の対応をせよ、という人がいました。
完全にリスクを排除できた状況ではないのだから、終息宣言にはまだ早い。報道の過熱を後から非難して、自分だけは冷静だったふりをするのは卑怯だ、と今も警鐘を鳴らし続ける人がいます。
初めから冷静だった人や今でも注意喚起している人は、どちらもブレがない人だったのでしょう。
おそらく彼らは、恐怖に対する主観が定まっているのだと思います。
「通常のインフルエンザと同様で、罹患しても過剰に恐れることはない」と思えば冷静でいられます。
「弱毒性ではあるけれど、いつ強毒性に変異するか分からない」と考えれば、常に警戒している必要があります。

恐怖の原因と対処の仕方が分からないときに、人は立ちすくんでしまいます。トンネルの中が真っ暗でも、障害物のないことが分かっていれば、転ばないようにゆっくりと歩けばいいだけです。
とはいえ、「一寸先は闇」という言葉もあります。街灯に明かりをつけてもらうのを待つか、自家発電ででもしないと、安心して前に進めない世の中です。

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