2009年6月24日水曜日

ウィンブルドンの雨

残念ながら初戦で敗退してしまいましたが、クルム伊達公子選手(38歳)がウィンブルドンに戻って来ました。世界ランク9位のウォズニアッキ選手(18歳)から第1セットを奪ったときには、13年ぶりのウィンブルドン勝利を期待してNHKの中継を見ました。しかし両脚にけいれんを起こしたという第2セットからは、ウォズニアッキ選手にゲームをコントロールされてしまいました。
今年からウィンブルドンのセンターコートに屋根がつき試合の中断もなくなるようですが、かつては雨やみを待ち、うとうとしながらテレビの画面を眺めていたものです。
地球上の別な場所で、今この瞬間に起こっている現実を見ているのだと思うと、なんとなく「コートに落ちる雨」が感傷的な気分を誘いました。
昨日見た伊達選手の試合には「LIVE」の文字がありませんでした。少し残念ですが、中継されているだけヨシとしましょう。
夕方、駅のホームで中学生くらいの男の子たちが会話していました。
「伊達、負けちゃったね」
「見た見た。途中までみて、負けそうだったから寝ちゃった」
ぼくにもそんな時期がありました。スポーツを見ることが、ひらすら「楽しい」という頃でした。あの頃は、いろいろなスポーツの国際中継が、深夜に放送されていました。今では、有料の契約を結ばないと見られないスポーツ番組がたくさんあります。ビジネスコンテンツとしての価値があるからそうなるわけですが、お小遣いで有料放送を見る子供は少ないでしょう。

ガンバレ!地上波。

0 件のコメント:

コメントを投稿