2009年5月6日水曜日

憲法を振り返る日

最近のゴールデンウィークには「昭和の日」と「みどりの日」があって、なんとなく昭和天皇が生まれた日のおかげで得した気分です。4日の「みどりの日」が祝日として一本立ちしてくれたせいでしょうか、今日は3日の憲法記念日の振替休日です。

というわけで、今日は憲法について振り返ってみたいと思います。

「百獣の王がラインなら、キング オブ 法律は憲法だ」
と、中学時代の先生が言ったかどうかは覚えていませんが、憲法9条を説明するときに、先生が「困った」と発言したのをよく覚えています。

憲法第9条の2項に
「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」とあります。
上の条文を読み上げたあとに、その先生は
「自衛隊は戦力じゃないのかと質問されると、それは困ってしまうんだな」と言いました。

正直いって、このとき「法律の中で一番重要な憲法に国が違反しているということは、法律っていい加減なものなんだな」 と思ってしまいました。
大学で法律を学びましたが、ぼくが遵法精神の大切さを理解したのは、社会人になって何年もたってからです。
若いときに法律を守ることの重要性を認められないのは、アウトロー的なものにあこがれる感情もありますが、ぼくの場合は子供のときに持ってしまった最初の印象に引きずられた部分があるようにも感じます。
あるとき友達に訊いてみると、「実は、おれもそう思っていた」という人がほとんどでした…
なんてことはなくて、職場や友人が集まる場で、憲法論議がされることはまずありません。

憲法を護ることにも重要な意味があると思いますが、子供が聞いても矛盾を感じるような部分は、改めるべきだと思っています。

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