2009年5月27日水曜日

一人の大臣

年金も、インフルエンザも、郵便物の不正も、全部一人で監督していたら、舛添大臣には寝る暇もないのだろうなと思っていたら、「厚労省は、一人の大臣が抱えきれる範囲をかなり超えている」ということで、省を分割する案が政府内で検討されています。
ぼくが厚生労働大臣なら、「そいつは助かる」と思ってしまうところですが、舛添大臣はそんなことは言いません。「国土交通省も総務省も巨大な省であるのは一緒だ。検討するなら、厚労省単独ではなく省庁をもう一度再編すべきだ」と言っているのをNHKのニュースで見ました。

安心社会実現会議のメンバーであるナベツネ氏が厚労省の分割案を主導しているためか、朝日新聞の論調は、単純な分割に懐疑的なようです。もちろん読売新聞は積極的な推進論です。どちらにしても、一人の大臣が監督するのに大き過ぎず、縦割り行政の弊害もない適正な規模を探るのは、極めて困難な作業でしょう。

さて、このニュースを見て最初に思ってしまったことは、
山積する日本の難問を、一人の総理大臣で抱え切れるのか?
だったりしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿