2009年5月19日火曜日

球団の説明責任

横浜ベイスターズの大矢監督が事実上解任されました。昨季のベイスターズは、48勝94敗2分けと大きく負け越しました。今季も37試合で、13勝24敗と最下位に低迷しています。公式戦の1/4が終了し、今日からはセパ交流戦がスタートします。チームが心機一転するために監督を替えるなら、このタイミングしかなかったのでしょう。

しかし、成績不振を理由に監督を解任するなら、昨シーズンが終了したときに替えるべきでした。そして新監督にコーチ他のスタッフを選ばせ、キャンプ・オープン戦を通じて1シーズンを戦う準備をさせるべきです。神奈川新聞によると、今年の大矢監督には人事権がなく、コーチ陣の刷新は球団フロントが主導して行ったそうです。一般の会社で考えると、成績の振るわなかった部署の部長だけを残留させ、次長や課長などの管理職スタッフを経営陣が入れ替えたことになります。経営者にとっては、かわいい部長だったのでしょう。しかし、このまま部長を続投させたのでは昨年と同様の結果になってしまうことが明らかになってきました。そこで、こんどは部長を交替します。
もはや、責任の所在は明らかです。経営陣が襟を正さなければ、社員は身を粉にして働く気が起こらないでしょう。これでは借金はいつまでたっても返済されません。

球団の社長には選手やファンへの説明責任が求められます。それがなければ、客として足を運ぶ気になれません。

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