2009年1月4日日曜日

箱根と群馬

箱根駅伝は、東洋大学の初優勝で幕を閉じました。昨年の大会まで3年連続で東洋大のメンバーとして箱根の2区を走った黒崎という選手がいました。今年は新社会人となり、コニカミノルタのメンバーとしてニューイヤー駅伝を走っています。黒崎選手に注目していた時期があったので、今年の箱根でも東洋大学を応援していました。1年生の柏原選手が往路5区の山登りで驚異的な力を発揮し、総合優勝に大きく貢献しました。

元日のニューイヤー駅伝では、1位のチームと3位のチームのタイム差が1秒という大接戦を富士通が制しました。1月2日は新聞の休刊日のため、3日の朝刊でニューイヤー駅伝の記事を読もうとしたところ、読売新聞には記載されていないのかと思うほど小さな記事でした。朝日新聞の場合、箱根の結果よりやや少ない掲載スペースが確保されていました。読んでいませんがニューイヤー駅伝の共催者である毎日新聞なら、箱根駅伝より大きな記事になっているのかもしれません。日経新聞では、箱根駅伝の記事の10分の1ほどのスペースでした。これくらいが世間の関心度とマッチした掲載量なのかもしれません。

マスコミ的な盛り上がりや学生時代にしか走れないということが、走る選手を熱くしている大きな要因だと思います。「箱根駅伝燃え尽き症候群」という言葉があるように、故障を抱えた選手には、箱根を走れるならそれが競技人生の最後になってもかまわないと思う選手もいるようです。そのような思いがひしひしと伝わってくるところに、視聴者が惹かれるのも確かです。しかし調子が悪いのなら控えに回る勇気も学べる大会であってほしいものです。

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