2009年1月9日金曜日

スポーツ感動名場面

「夢をそだてるスポーツ感動名場面101」という講談社発行の本があります。1932年のロサンゼルスオリンピック・馬術大障害で金メダルを獲得した西竹一氏の話から、2007年のクラブワールドカップで3位となった浦和レッズの活躍まで幅広い年代と種目について書かれた子供向けの本です。

確かに、今でも記憶に残っている感動的なシーンだったなァと懐かしく思い出す場面がいくつもあります。
・1984年ロサンゼルスオリンピック(柔道) 山下 対 ラシュワン(エジプト)の決勝戦
・1979年夏の甲子園での箕島高校 対 星稜高校の延長戦
・1980代後半の瀬古 対 中山 のマラソン対決
個人的な感覚かもしれませんが、特に強く印象に残っているのは10代に見たものです。
最近のことはすぐに忘れても、子供もの頃のことは忘れないというのは、かなり中年チックな脳の働きだと認めざるをえません。

101の名場面は、VTR映像も含めてテレビでみたことのあるシーンがほとんどです。そして、この本にはもちろんサッカーの名場面もたくさんありますが、ペレとマラドーナの物語以外はすべて1997年「ドーハの悲劇」以降の場面です。80年代にはサッカーの中継がほとんどなかったので、思い出すことさえできません。
Jリーグ発足前の日本リーグの戦いの中にも感動的な場面はたくさんあったはずですが、「マニアでなければしらない話」として扱われ、この本には取り上げられなかったのでしょう。
テレビで話題にならなかったものは、歴史からも消えていく・・・

スポーツばかりが感動の宝庫ではありませんが、「M-1グランプリ名場面101」をみて、なつかしさを感じる時代が来るのだとしたら、ぼくはかなしい。

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